木材を45度に切る方法!簡単に木材をナナメに合わせる方法!
今回は、「木材を45度に切る方法」を紹介!
使う道具はたったの3つ。わざわざ特殊な工具はいりません。
DIYをやっている方でしたら、すでに使っている基本的な道具です。
やり方も3分くらいでできる簡単ワザと、45度以外にも幅広い角度に合わせる切り方も紹介します。
木材を45度で切るメリット!
木材をナナメに切ることで、見栄えが良くなることがあります。
例えば
絵を飾る額(がく)を作るにしても、3cm幅の長い板を正方形のように合わせると見栄えがあまり良くない感じに見えてしまいます。
角の合わせ目を斜め切ることで額の形がキレイに見えます。
他にも扉のフチを装飾するモールディングのときにもこのやり方が重宝します。
木材の切り方「留め切り」とは
木材を切る呼び方で「留め切り」という言葉があります。
留め切りとは、絵を飾る額縁(がくぶち)の角のように2つの材料を45度または任意の角度で切断することをいいます。
今回の45度に切る方法も「留め切り」ということになります。
木材を45度切るために必要な道具
木材を45度に切るために必要な道具はたったの3つ!
・差し金
・ノコギリ
DIYをやられている方でしたら身近にあるものだと思います。
ある程度、慣れている方でしたらペンとノコギリの2つだけでできます。
だれでも簡単にできる、45度に切るやり方!
簡単に45度に切るやり方を写真で分かりやすく紹介します。
使う木材は、厚さ6mm×5cm幅の板2枚で解説。
今回は正方形の額を作る感じでやってみます。
最初にどのくらいの大きさにしたいか、板を必要な長さに測って切っておいてください。
1,木材を合わせる
木材がピッタリ90度になるように合わせます。(上記写真参考)
板の側面にあてた板と同じ幅に線を書きます。
2,逆にして印を付ける
今度は、反対にして印を書いた方を板の側面に合わせて印を付けます。
3,斜めに線をひく
先ほど書いた印の位置から木材の角に合わせて斜めに線を書きます。(2枚同じに)
4,書いた線に合わせて切る
書いた線に合わせてノコギリで切れば、簡単に45度に切ることができます。
板4枚分の両端を同じように行えば額のようになりますね。
額を作るときにも簡単です。
ある程度DIYになれている方でしたら、ペンとノコギリだけでも簡単にできるやり方。
上記では同じ幅の板を使って斜めに切ることをやってみましたが、それぞれ幅が違う板同士でもキレイに合わせることができます。
やり方は同じです。
木材を60度の角度で合わせる超簡単な切り方!
上記では45度に切るやり方でしたが、今度は60度くらいの角度に対応できるやり方です。
板を45度に切り合わせたときは、板の角度は直角の90度になりましたが、上記の写真のように120度くらいある角度にも簡単に合わせられることができます。
1,斜めの部分に合わせる
板を合わせる角の部分にピッタリ合わせてください。
2枚目の板も角にピッタリ合わせて1枚目の板に重ねる。
2,線をひく
印の線は板の側面に書いてください。丁度、下の板と上の板の交わった位置の側面に書きます。
3,線に合わせて切る
45度で切ったように、この場合も印の線から板の角に合わせて線を書き、線に沿ってノコギリで切ります。
そうすると上記写真のように120度の角度に合わせた板ができます。
どんな角度でも簡単に合わせて切ることができるやり方です。
六角形になる切り方
ここでは上記のやり方では難しくなるので、図面を作って簡単に六角形を作るやり方を紹介します。
画用紙に板を切るためのガイドを書くのですが、手のひらサイズの六角形を作るのであればA4サイズの画用紙でも構いません。
A4サイズ:横が210mm(21cm)縦が297mm(29.7cm)
大きく六角形を作るのであれば、さらに大きな紙が必要です。例えば大きいカレンダーの裏なんかも使えます。
使う道具は
・差し金
・ペン
・画用紙or白紙(大きさによって変わる)
1,画用紙に図面を書く
まず、画用紙の右下に点を書きます。
その点を軸にコンパスで直径10cmくらいの円を書きます。画用紙に円が入るようにしてください。
次に、大体で良いので水平に円と円の中心をつなぐ線を書きます。
上記画像では線が短く書いていますが、画用紙いっぱいに引いてください。(円の左側を長くする)
2,円を重ねる
今度は円と線の交わった部分(黄色い点の部分2カ所)を中心にコンパスで同じ大きさの円を書きます。
そうすると同じ大きさの円が3つできます。右側の円は全部画用紙に入らなくても大丈夫です。
3,線でつなぐ
3つの円が交わった部分を線でつなぎます。(赤い点の部分)
これで六角形が出来上がります。
4,線をひく
書いた六角形に上記画像のような線を書きます。六角形の角と中心をつなぐように線を引きます。
これで六角形を作るガイドの出来上がりです。
5,ガイドに合わせて線を引く
ガイドの使い方は、六角形の線と斜めに書いた線に板の角を2カ所合わせます。(※重要)
板の側面は六角形に合わせ、角は斜めの線に合わせる、この状態で板に線を書きます。
あとは線に沿ってノコギリで切るだけ。
6枚の板の両端を同じやり方で切れば簡単に六角形に合わせた形ができます。
斜めに切る道具も紹介!
斜めに切る道具も様々なものが販売されています。
ここでは一部紹介!
1,マイタ―ボックス
アングルグルーブ付きプラスチックマイターボックス 鋸切断木工アクセサリーツール のこぎりを揺らして正確に切断するのに適した 14 X 4.3 X 5.9インチ 価格:1806円 |
コの字になっている箱型のマイタ―ボックス。
木材をコの字の内部にはめ込み、ボックス横のすき間にノコギリを合わせながら木材を斜めに切る道具です。
上記の物は手で押さえるのではなく、ボックス内のクリップが木材を固定してくれる固定型のマイタ―ボックスになっています。
従来のものは、手で押さえていたので木材を切っている最中にズレてしまうことがありました。
でもこのマイタ―ボックスは上下のクリップが4つあるのでしっかり固定できます。
2,丸ノコガイド定規
シンワ測定 丸ノコガイド定規 ジャスティ—II 78176 [丸ノコ用 丸のこガイド 丸鋸ガイド 定規] 価格:1970円 |
丸ノコガイド定規は丸ノコ使うときに斜めに固定できるガイドです。
角度のメモリが付いているので好きな角度に合わせて固定ができます。
丸ノコ用ですが、丸ノコを持っていなくても角度を測って線を引くことにも使えます。
3,プロトラクター
【あす楽対応・送料無料】シンワ ステンプロトラクターNO.19 価格:1057円 |
プロトラクターは分度器と定規が合わさったような測定器
分度器のような部分を木材に合わせ、定規の部分を動かして角度を測ります。
希望の角度に線を引いたり、斜めの部分を測ることもできます。
詳しい使い方の内容は下記をご覧ください⇩
引用:シンワ測定株式会社
その角度、どうやって測る?「プロトラクター」とは?
4,スライド丸ノコ
価格:24550円 |
スライド丸ノコは、斜めの角度や普通の切断にも使えて、さらに刃を斜めにして切ることができるオールマイティーな工具になっています。
切るのはもちろん使い方によっては一部分を削り取ることもできます。
1台あれば何でもできる万能な工具。
他のものをお探しはこちら⇩
木材の45度カットが3分でできるやり方のまとめ
今回は「木材を45度に切るやり方」でした。
使う道具はペンと差し金、ノコギリの3つ。
コレだけで簡単に45度の角度で木材を合わせることができます。
このやり方は、木材の幅が違うもの同士でも斜めに合わせることができるので、いろいろな場面で使えます。
簡単なので、ぜひやってみてください。
ここまで見て頂きありがとうございましたm(_ _)m
何か参考になった事が1つでもあったなら幸いです。
モケットリーフ:OniZawa
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